研究室紹介

情報・知能コース

市浦 茂 研究室

  • テーマ:多様な技術の融合研究
  • キーワード:ロボティクス IoT(モノのインターネット) ビッグデータ活用 営農・看護分野などにおける労働最適化 生成AI活用 地理情報システム(GIS)活用
  • 分野:情報科学・生物環境科学
  • 専門:スマート農業、農業情報、ロボティクス

業績URL

https://researchmap.jp/sichirua

自己紹介

 1992年にエンジニアとして社会人生活をスタートし、国内外の企業で約25年間、新規事業の開発に携わってきました。常に新しいビジネスの芽を育てる現場に身を置いてきたことで、多くの経験と知見を得ることができました。50歳を迎えた頃、自分のこれまでの経験を社会に役立てたいという思いが強まり、農業・畜産分野にデジタル技術で貢献することを決意しました。これを機に農業や畜産に関するデータ活用の研究を始め、情熱を持って取り組んできました。その成果もあって農学博士の学位を取得し、自ら立ち上げたベンチャー企業の運営と研究者としての活動を両立させています。近年注目されるシニア世代のリスキリング(学び直し)の実践例として、私の取り組みが少しでも参考になれば幸いです。

研究を共に楽しみましょう

日々、新しい技術の研究に胸を躍らせ、ワクワクした気持ちで取り組んでいます。研究に定年はありません。 好奇心さえあれば、何歳からでも新たな挑戦ができると実感しています。ぜひ、研究を一緒に楽しみたい学生の皆さんや社会人の皆さん、そして多様な研究テーマをお持ちの企業・自治体の方々も、お気軽にご相談ください。ハードウェアとソフトウェアの両面からアイデアを形にし、皆さんとともに国内外の社会課題を解決していきましょう。市浦茂.jpg

研究概要

内容

食料は人間の生活に不可欠な存在であり、世界では地球温暖化に対処するため、環境に配慮した持続可能な食料生産システムの構築が求められています。

地域に存在する多様な資源や労働力を最大限に活用するためには、これらをデジタル情報として収集・管理し、効果的に活用する技術が重要です。当研究室では、限られた資源を効果的かつスマートに活用する技術を『スマート農業』として位置付け、IoT技術、ロボット技術、ビッグデータ分析(機械学習・深層学習)を融合した実践的な技術開発を推進しています。

また、情報をデジタルデータ化する前提として、対象の本質を正しく理解することが重要です。例えば、作物栽培では土壌の特性、畜産では動物の生理や行動特性、労働の最適化では仕事の本質的な要素、看護分野では人間の心理的側面など、多面的な視点からの深い理解が求められます。

私たちは、多様な分野の課題に対応するため、常に最新のデジタル技術を探求し、それらを融合させることで、課題解決および分野横断的な発展を目指しています。

農業・畜産分野や関連産業におけるデジタル技術活用は、世界的にも高い研究ニーズがあり、国内外の研究者や企業との共同研究および交流を積極的に推進しています。実践的で創造的な技術開発に意欲のある学生の皆さんをお待ちしています。

図解

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