内澤 啓 研究室
- テーマ:生体情報処理の視点に基づいた論理回路の研究
- キーワード:計算理論,アルゴリズム,生体情報処理
- 分野:情報科学
- 専門:計算理論,ニューラルネットワーク
研究室URL
業績URL
http://yudb.kj.yamagata-u.ac.jp/html/100000565_ja.html?k=%E5%86%85%E6%BE%A4%E5%95%93
自己紹介
研究概要
内容:
論理回路とは,単純な演算を行う「論理素子」を多数組み合わせることによって「計算」を実現する情報処理モデルです.その中でも特に,脳の神経細胞の理論モデルである「しきい値素子」によって計算を実現する論理回路を「しきい値回路」と呼びます(図1,2).
内澤研究室では,様々な情報処理タスクに着目し,しきい値回路にとってそのタスクが本質的に「簡単」なタスクなのか,あるいは「難しい」タスクなのか,ということを計算理論の立場から理論的に調べています.タスクの簡単さ,難しさを測る尺度は様々ですが,例えば「そのタスクを処理するために必要となる素子の個数」は,最も一般的な尺度の一つです.この場合,より多くの素子を必要とするタスクが,より難しいと判断されます.こうした研究を通して,神経回路網によって実現される「計算」の得手,不得手を明らかにすることを目指しています.
またしきい値回路以外にも,一般的なコンピュータによって実現される「計算」にとって本質的に難しいタスクとは何か,という問題にも興味を持って研究を行なっています.