研究室紹介

電気・電子通信コース

千葉 貴裕 研究室

  • テーマ:物質と情報の融合による新しい情報処理・コンピューティング技術の創出
  • キーワード:磁性体,トポロジカル物質,量子情報,物理AI,カオス
  • 分野:電気電子工学
  • 専門:スピントロニクス,数値シミュレーション

研究室URL

https://researchmap.jp/takahiro_chiba/

業績URL

https://yudb.kj.yamagata-u.ac.jp/html/200001581_ja.html

自己紹介

千葉 貴裕 研究室

研究概要

内容

 未来の「超スマート社会」では、クラウドやデータセンターにおける情報処理量が爆発的に増加すると予測されています。このような巨大な負荷に対応するため、高速かつ超低消費電力で動作する革新的な情報処理・コンピューティング技術の開発が急務となっています。

 その有望な候補技術のひとつが、「スピントロニクス」(下の図解)です。これは、従来のエレクトロニクスが電子の電荷と電気的性質に依存してきたのに対し、電子のスピン(磁気的性質)を同時に活用する新しいエレクトロニクスです。スピントロニクスにより、高速・省電力はもちろん、従来実現が難しかった多機能なデバイスや高性能な情報処理が可能になると期待されています。

 当研究室では、このスピントロニクスを基盤とし、次世代のコンピューティング技術(例:量子コンピュータやAIデバイス)の基礎となる物理現象やデバイスの研究に取り組んでいます。数値シミュレーションを駆使し、磁性体、トポロジカル物質、量子情報、カオス現象など、さまざまな先端物理現象の解明と情報処理技術への応用を追求しています。私たちの研究活動を通じて、超スマート社会の実現に向けた新しい情報処理・コンピューティング技術の確立に貢献していきたいと考えています。

図解

スピントロ二クスのイメージ

スピントロ二クスの概念図

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